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愛犬との生活を中心に、好きなマンガや小説、映画に手芸の話をします


by mutizo
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物語の舞台に・・・

物語の舞台に・・・_e0090719_16412029.jpg


うーん、また久々の本ネタを・・。
以前にも書きましたが、私の大好きな作家さんは、氷室冴子さんです。
その彼女の代表作「なんて素敵にジャパネスク」が山内直美さんにより、10年ぶりにコミック化されました。
物語は、平安時代の超名門家のお姫様 瑠璃姫。
でもこの姫は、普通のおしとやかなお姫様ではなく、型破りでお転婆なお姫様だったから、いろんな騒動に巻き込まれてしまう・・・。
10年前には、瑠璃姫の結婚までの、一波乱を描いたもので、今回は物語の後半の結婚以降の「人妻編」とされる部分です。
雑誌での連載は、そろそろ今回の本命の、「師の宮」が登場しているようですね。

この師の宮なる人物を、瑠璃姫が自分のお屋敷におびき寄せようと、屋敷中の人間を新婚の自分の為に、子宝祈願のお参りに行かせるのですが・・・。
原作の小説のなかでは、このお寺、「ふる都 大和の、山の辺の道のなかすじに 帯解の寺とよばれる 寺がある」とでで来るのですが、実在のお寺ですよね。
数年前、奈良のお友達の所に、車で出かけたら、道の案内看板に帯解寺とあったのを見かけ、「えー本当にあったんだー」と感激し、その次の新年に初詣に出かけた時、夫に「物語に出てきたお寺が、実在してるんだよー」と言って、連れて行ってもらいました。
細い道を入って行った先に、小さいお寺がありました。
なんだか、すごく嬉しかったですね。奈良にお友達が偶然、住んでいたから、見つけたようなもので・・・。

このお話は、原作はもう15年以上前から、始まったもので、随分古い作品なのですが、面白い物はいつまでも、愛されるんですね。
原作の最終巻で氷室さんが、まだ続きを書かれるような事を、後書きでおっしゃっていたのですが、それから音沙汰なしですもんね~。もう出ないのかな(泣)
コミックの方は、これからが佳境ですね。最後は泣かせてくれるのを、期待してます。
by mutizo | 2006-01-07 16:55 | マンガ&文庫本